日本が世界に誇るスーパーフード、「納豆」。女性が気になるさまざまな症状に納豆パワーはどのように働き、どう食べると効果的なのか? 10回連載で、納豆にまつわる疑問について、「ナットウキナーゼ」を発見した納豆博士・須見洋行先生に伺いました。Vol.5は、花粉症について。

花粉症

納豆のネバネバに含まれる「レバン」いう物質には、アレルギー抑制効果があり、花粉症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、結膜炎、じんましんなどの症状を抑えることがわかっています。

また、「ポリグルタミン酸」などさまざまな成分が含まれている納豆菌は、免疫力そのものを高めることができるので、日頃から納豆を食べ続けることで、風邪やインフルエンザなどにもかかりにくくなると言えるでしょう。

花粉症などのアレルギー、そして風邪やインフルエンザの予防として、つねに免疫力を上げておくために、毎日欠かさず1パックは食べること。朝、昼、夜、いつ食べても構いません。ワサビやカラシを入れると抗菌作用がプラスされます。

先生

須見洋行(すみ・ひろゆき)先生
1945年、奈良県生まれ。1974年徳島大学医学部大学院修了、九州大学理学部化学(生化学)、シカゴ・マイケルリース研究所文部省在外研究員を経て、1982年宮崎医科大学生理学助教授、1997年より倉敷芸術科学大学機能物質科学科(現、生命科学科)教授。2017年から同大学名誉教授。血栓溶解にはたらく「ナットウキナーゼ」の発見者で、納豆の血液凝固線溶研究の第一人者。

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